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ヤフーが検索に「ブログフィルタ」
検索結果にブログが出ると「がっかり」が2割以上 2007/03/28 ヤフーは検索サービス「Yahoo!検索」に検索結果からブログ記事を省く「ブログフィルタ」を追加した。検索キーワードによっては検索結果の上位をブログ記事が占めることが多くなり、目的の情報を探せないというユーザーの声に応えた。 ヤフーが2006年9月に行った調査では、「検索していてがっかりしたこと」の質問に対して「個人のホームページやブログや掲示板の会話などが検索結果に出た」が2割以上を占め、検索に対するユーザーの要望が明らかになった。 ブログフィルタは検索結果にブログ記事が一定以上含まれる場合に、検索結果画面の下部に「ブログを含めずに再検索」のリンクを表示する。このリンクをクリックすることで、ブログ記事を省いた検索結果を表示できる。検索オプションでもブログフィルタを設定できる。 まあ、無理もない話であるが、いかにも素人である。 とはいえ、余は検索エンジンのプロではないが。 余は仮の仕事としてプログラマをやっており、web検索の使い方は、まあ、熟知とまで言わぬものの、概ね把握しておるつもりである。 余が調べ物にweb検索を用いる目的は、大別して二つである。 1.めんどくせえから 例えば、Sun Javaの標準パッケージの内容について知りたい場合に、web検索を用いる時は上記の理由である。 Eclipseなどの賢い開発環境を用いれば、実のところ、個々のクラスの、メソッドについて把握しておる必要はないのだが、あまり使いつけないクラスなどの場合は、実際のところ、このクラスのこのメソッドはどういう働きをするのか調べておきたいというような事がある。 昔ながらの方法でいくならば、詳しい奴に聞く、Sun Javaの本を開くなどということになるが、Sun Javaの場合、JavaDocがweb上に存在しておるため、たとえば『Java String』などというキーワードをgoogleにブチ込むだけで、簡単に正解を引き出せる。 正解例: http://sdc.sun.co.jp/java/docs/j2se/1.4/ja/docs/ja/api/java/lang/String.html これは、存在するとわかっているものにたどり着くための面倒を省きたいがために使用していると言えるだろう。 実際、本をめくるより、誰かに聞くより、必要な情報を早く得られる。 ただし、正解例がJava 1.4のものだとわかり、それがどういう意味を持つのか判らない人には(web検索を使うのは)難しい。 2.人柱を探す プログラマは、プログラムばかりしているわけではない。 無論、プログラムばかりしているプログラマもいないことはないのだろうが、大抵のプログラマはプログラム以外の仕事もしなければならぬ。 プログラマがするプログラム以外の仕事で、比較的気が重いのが、いわゆる環境設定というやつである。 プログラムを動かすには、コンピュータが必要である。 コンピュータとかいう箱に、なにか仕事をさせようと思えば、OSが必要であり、そのOSがプログラマの作ったプログラムをちゃんと動くようにコンピュータにとりなしてくれるかどうかは、ある意味、やってみなければわからぬところがある。 従って、なんらかのプログラムを製品としてリリースする時には、推奨環境というものを提示する。 OSはうんたらで、バージョンはかんたら以上で、どうたらいうランタイムライブラリがインストール済みで、PCのスペックがこうたらぐらいだったら動きますよ、というやつである。 これが、Windowsなんかのメジャーなものだったらよい。 情報も多いし、最悪、ボッタクリインシデントを買ってマイクロソフトに聞く手がある。 ところが、Linuxでサーバー設定して、そのサーバーごと導入などということになると、なかなか難しい。 Linuxとご指名の場合、客は「安定してるとか聞いたし、タダらしいし」ぐらいのことしか考えておらぬ。 ゆえに、まず、ディストリビューションの選定からやらねばならぬ。 ここで必要になってくるのが、人柱だ。 この場合、web検索をして、正解を引き出せる可能性は、著しく低い。 例えば、『DELLのPowerEdge SC420にDebianをインストールしてapache2系でwebサーバーを立て、tomcat5.5とjk2_modで連携させて、サーブレットでなんかwebサービスを提供する方法』などという都合のいいものが、ヒットしたりはせぬのである。 仕方が無いので、各分野の人柱を探すことになる。 SC420にDebianを入れてみた奴とか、Debianにapache2系を入れてみた奴とか、jk2_mod使ってみた奴とか、サーブレット作ってみた奴である。 これらの人柱情報を組み合わせて、行けそうな環境設定を考え、最終的には試してみることになる。 余の使い方はこういう按配であるが、これを、上記の記事に当てはめて推察するに、ブログが出てガッカリする人というのは、1の使い方しかしておらぬのである。 映画館の上映スケジュールを調べる、観光地への行き方を調べる、買おうと思っておる物の値段を調べる、こういったものには、正解が無いことは殆どない。 今日日、まともな映画館であれば、webサイトを持っていて上映スケジュールを載せておるものだし、観光地は地元の観光協会なんかが紹介サイトを作ってアクセス方法をのせておる。そのあとyahooで路線図でも調べれば、電車の時刻から乗継まですぐにわかるというものだ。 買い物も、大抵はAmazonだか楽天だかで扱っておるから、そこを調べればよい。 そういう場合は、正解以外がヒットしても、それは単なるノイズであり、ガッカリなのである。 地球防衛軍3はいくらで買えるだろうなと思って検索した者は、余が「すげえ暑苦しいイカス奴らだぜ!」と書いているのを見ても、「だまれ、今の市場価格を書け」と思うだけなのである。 もっと単純にいえば、客観データを求めて検索しておる限りブログはノイズである。 アフィリエイトなどで、買い物目的の場合には、助けになる場合もあるが、ブログの基本は、書いてる奴の主観に基づいた記録を読ませることであるからして、客観データとしての価値は低い。 しかし、人柱を求める場合、主観データが必要だ。 それが主観データだとわかって利用する限りにおいて、ブログは有用である。 たとえば、「これから買おうとするなんとかいう製品の評判はどうだろう」ということでweb検索を利用する場合などだ。 よほどマイナーな製品でなければ、ブログには、買ってみたと思われる人々が、良かったとか悪かったとか書いているものだ。 何を信じて、何を信じないかは、自分で判断する必要があるにせよ、そういう取捨選択が出来るならば、有益な情報源となり得る。 まあ、実際問題として、そういう情報収集が日常生活で必要かと言えば、必ずしも必要ではないのであるが、「勝手にガッカリされても、こっちはおめえらの利便性のために書いてるんじゃねえんだよ、ボケ」と言いたくなるテキストサイトあがりのブロガーの気持ちを汲み取る方向で皆さんweb検索を利用しやがれ、というようなことを言いたかっただけである。 ちなみに、当協会は、アフィリエイトなどは一切やらぬので、買い物にも一切使用できぬ主観データの塊であるからして、生活の利便性にはなんら寄与せぬのである。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2007-04-09 20:54
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