カテゴリ
最新のトラックバック
検索
巡回路
以前の記事
その他のジャンル
画像一覧
|
甘かった。
余はまだ、歴史考証無視という意味を完全に理解しておらなんだ。 本日、プレーヤーキャラ最後の一人である、本多忠勝を選択できるようにし、かつ、クリアして、カプコンの歴史考証を頭から無視という態度の一貫した凄みを感じたので再度バサラの話をする。 本多忠勝はロボっぽい武将として登場する。 「家康に過ぎたるものあり。唐の頭に、本多忠勝」という、本多忠勝が優れた武人だったことを強調する言葉があるが、なるほど、別格である。 忠勝はロボである。 徹頭徹尾ロボとしてしか扱われない。 プレーヤーキャラで使用すれば、一言ぐらいしゃべるかと思いきやまるでしゃべらぬ。ボイスとして設定されておるのは、駆動音とか給排気音だけである。 オープニングムービーも凄い。 雑兵の繰り出した槍は折れ、鉄砲隊の弾は弾かれ、城門を平然と吹き飛ばす。 特撮チックな映像表現も加え、もはやノリは怪獣映画。生涯傷を負わなかったという歴史的事実を、中学生の脳みそで追及したらこうなるだろうという著しいはっちゃけぶりである。大変な大馬鹿野郎である。(褒め言葉) そのうえ、島津と徳川が戦闘になった際に出てくるアニメでは、つわものを求める義弘に呼応して、忠勝が家康の命令もないままに立ち上がるという描写がある。 そんなビビるような事かよ! 自律動作しただけでそんなにビビるのかよ! と、力いっぱい突っ込みを入れたくなるほどに、家康は驚くのである。 しかも、クリア後のエンディングムービーがまたすごい。 いくさの無くなった世界で、忠勝は合戦跡で動かなくなっておるのである。やがて周囲は一面の緑となり、肩にはリスが乗る。大木を背にした形で動かないままの忠勝は、満足そうな笑みを浮かべたまま、というムービーである。 余は、これまで、歴史上の人物に対して、ここまで一貫して人間扱いしなかった例を見たことがない。(信長の第六天魔王だって、もともとは自称なのである) ここまではっちゃけられるカプコンという企業の凄みを改めて感じた真夏の夜であった。 なお、本多忠勝をホンダムと呼称してガンダムに例える向きもあるようであるが、余は、家康と忠勝の関係は、正太郎少年と鉄人28号のオマージュだと思っておる次第である。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2005-08-04 23:37
| ゲーム
|
ファン申請 |
||