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そろそろ更新せぬと、件の犯罪予告を奨励したとも取れる記事の件で、冗談のわからぬ官憲に逮捕されたのではないか、とか、グルジアの件に何か関わっているのではないか、とか言われそうなので何か更新しようと思う。
ちなみに、どちらも何もない。 とはいえ、このところは、デスマーチ三昧であったので、そんなにネタがない。 そういうわけで、グルジアの件について何か書いて終わろうかと思う。 グルジアは、親米(親EU)路線であった。 ロシアとしては、グルジアが親米になりすぎると困る点が二つある。 一つ目は、黒海の南の玄関口に当る地理的条件である。 これは、今後、産業を強化して、工業製品の輸出国として発展していくためには、黒海を使った輸送力が不可欠であるためでもある。 二つ目はチェチェンである。 ロシアとしては、グルジアが、ロシアの傘の下にいなければ、チェチェンへの支援ルートとして使われ放題になるという危機感がある。 ロシアほどの国となれば、その弱体化を欲する他の国、勢力に不足はない。 表向きは仲良くしているが、EU諸国やアメリカも、こっそりチェチェンを支援したりということは充分あり得る。 むろん、中国あたりがやる可能性もあるだろう。 とはいえ、直接の原因は、グルジアによる南オセチア攻撃であるのは、どうやら間違いなさそうである。 南オセチアは、グルジアの一部なのだが、独立を宣言しておる。 とはいえ、首相にロシア人が就任するなど、常識的に考えてロシアの傀儡である。 グルジアとしては、元々うちの領土なのだし、国際的にも独立が認められておるわけでもないし、速攻で取り返してしまえば、ロシアも強く出られまいという思惑があった。 オリンピックのことが頭にあったかどうかは知らぬが、それに期待したわけではないにせよ、ひょっとしたら油断しているかも、という考えはあったかもしれぬ。 つらつらと背景を書いてきたわけだが、結果を言うと、グルジアの中の人がダメだったか、頭がおかしくなったかであろう。 信長の野望でもよくあることである。 稲葉山城の兵士が5000ぐらいしかいないからと取りにいったら、清洲城に10万いた、とかそういうやつである。 まさかロシアが本気で反撃してくるとは思いもよらなかった、と言うのであれば、いよいよグルジアの中の人の正気を疑わざるをえない。 ロシアだぞ。 あの、ロシアなんだぞ。 と、小一時間問い詰められてもおかしくない失態である。 まあ、発端が発端だけに、EUも米国も、あまり本気では介入できぬ(少なくとも直接兵力を送り込んでの援助は絶望的)であろうから、グルジアの中の人が泣きながら謝って終わりになるであろうし、最悪、南オセチアも持っていかれるのではなかろうか。 まあ、このように、奇襲作戦というのは、うまく行けば評価されるが、失敗すると、たとえどんなに目の付け所がよかった(グルジアのは目の付け所も間違っておるが)としてもアホの子扱いされるものである。 とはいえ、伍長閣下でも、もうちょっとうまくやると思うので、グルジアの中の人は、身の丈に合わぬ夢は見ないようにしようということであるな。 平和主義の当協会としては、グルジアの中の人が、便所の中に逃げ込むような破目に陥らぬことを切に願うところである。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2008-08-18 21:14
| 時事、政治
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