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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/04/news086.html
「ユーザーのmixi日記が勝手に書籍化されるのではないか」――ネットで騒動になっていたmixiの規約改定について、「ユーザーの了解なしに書籍化などは行わない」と明言し、改定の意図を説明した。 まあ、なんていうか、ライブドアブログやらの類似の騒動を見ても判るとおり、mixiがこれをもって色々やらかそうと企んでいると見るのはいささか早計というものであろう。 だが、ユーザーがmixiを信用しておらぬのと同様に、mixiもまたユーザーを信用しておらぬのである。 日本は、検索エンジンさえも違法となる国であるから、例えば、コミュニティの記事のヘッドラインを配信しただけで、実は微妙なことになるのである。 いわゆる、同一性保持権の侵害というやつであるな。 これは簡単に言うと、誰かの著作物を勝手に変えてはイカンということである。 竹取物語は、もうとっくに著作権フリーであるが、仮にまだ著者が生きておるとしよう。 竹取物語は言うまでもなく1000年以上前のものであるから、一般にアピールするにはちょっと弱い。 著者、蓬莱山輝夜(仮)から出版を依頼された当協会は、これでは売れないと考え、恋空風に改変して出版したとする。 これはアウトである。 輝夜(仮)が、もし、やり手の弁護士八意永琳(仮)を立てて「同一性保持権の侵害だ、ボケ」とか言われたらもう敗訴確定のようなものである。 また、古文で書かれておるからといって、勝手に現代文で出版したりしても、財産権の方の翻訳権の侵害となるようだ。 まあ、そもそも、1000年以上著者が生きてるとかいう時点で、色々と別の問題は発生しそうではあるが。 mixiはユーザーのどこを信用していなかったかと言えば、例えば、将来的に日記やコミュニティでの投稿の内容を、ヘッドラインとして要約して配信したりしたような場合、クレーマーというか、たかり屋的なユーザーがいると、「同一性保持権の侵害だ!」と騒がれる危険があるという点であろう。 ほとんど言いがかりのようなものだが、日本では割合と著作権が強力無比なので、運が悪いと負ける危険がないでもないのである。 企業としてはもっともな心配であり、規約改正もむべなるかなといったところである。 リスクマネジメントというものであるな。 そういうようなわけで、こんなような事件でいちいち大騒ぎするのもなんだから、皆、落ち着いて行動すべきであろう。 ちなみに、余は、退会した。 実はmixiの事はすっかり忘れていたのだが、この1年ぐらい、まともにログインもしておらぬことに気付いたからである。 使わぬサービスに個人情報を多少なりとも預けておくのは、色々と問題がありそうなので、これを期に退会というわけである。 これもまた、リスクマネジメントである。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2008-03-05 19:59
| 時事、政治
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