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本箱の裏にカビだらけの秘密部屋が…… | Excite エキサイト
[米サウスカロライナ州グリーンビル 2日 AP] ブラウンさん夫婦が、自宅の本箱の裏に秘密の小部屋があるのを発見した。しかし……そこはカビだらけの部屋で、「よくぞ見つけた」と書かれたノートが置かれており、前オーナーがこの家を手放した理由がカビによる被害だったことが記述されていたという。 娘の健康を危惧したブラウンさん夫婦は、環境工学の専門家に自宅の調査を依頼した。すると、スタチボトリスと呼ばれるものなど、数種類のカビが検出された。 妻のケリーさんは地元テレビのインタビューに対し、「恐ろしいことです。こういったカビが子供の健康に与える影響を以前に聞いたことがありますから」とコメント。また、家を購入する際、カビの検査は行われなかったと話している。 ブラウンさん夫婦は、不動産業者は以前からカビの被害があったことを知っていた、としてこの業者を提訴した。このため同不動産業者は75000ドルでこの家を買い戻し、訴訟を避ける意向を示しているが、ブラウンさん一家はあくまで法廷に訴える姿勢を崩していない。 小さい事件ながら、いろいろと妄想可能な事件である。 アメリカにおける住宅価格のメディアンはおよそ12万ドルと言われておる。 従って、業者の申し出ている75000ドルというのは、中古住宅であることも考慮すれば、おそらく妥当な価格であろうと想像できる。 ブラウンさんが、あくまでも法廷に訴える姿勢を崩しておらぬのは、ふたつの理由が考えられる。 ひとつは、買い取り価格の吊り上げ、もしくは、訴えれば必ず勝てると踏んで、裁判費用などを考えても賠償金を取ったほうが得だと考えておる可能性。 ふたつめは、本気で怒り心頭である可能性である。 訴訟社会の米国であるから、ひとつめである可能性も充分に考えられるが、話的に盛り上がるので後者だとしよう。 傷物の家を売りつけられてニコニコしている人も少ないかとは思うが、妥当な価格での買い取りを提案されておる以上、そこで矛を納めてもよいはずである。 それすらも受け入れられないほど、ブラウンさんがお怒りだということは、前の所有者が残したというノートに原因があるとしか考えられぬ。 おそらくは、ニュース本文のように「カビが理由で家を手放した」としか書いていなかったわけではあるまい。 想像するに、そのノートには、最低でも、『カビが理由で家を手放すことにした』『業者にカビの件で値切られた』『XXXドルで売った』の3点が明記してあったものと思われる。 ブラウンさんが怒り心頭なのは、おそらく「このクソ不動産屋め、安く買い叩いておきながらカビ対策もしねえで転売か!」という理由からであろう。 いざ売る段になって、秘密の部屋を作ることも出来ぬと思われるため、建築時から存在する小部屋であり、前の所有者はカビがひどいために塞いでいたのであろう。 買い叩かれたのを不満に思ったのか、純粋に次の所有者の事を思いやったのか、元所有者は、住み慣れた家を出るにあたって、ひとつ罠を仕掛ける事にした。 それが、カビ部屋にノートを残す事である。 業者がまったくカビ対策をしなかったのなら、当然部屋もノートもみつからず、いずれ次の所有者がノートをみつけて烈火の如くに怒り、このように裁判沙汰となって、ニュースをみながら「ざまあみさらせ!」と大喜びであり、これが大勝利パターン。 一方、業者にこのノートが発見されて破棄されるとするなら、業者がきちんとカビ対策をした証左であり、買い叩かれたのは業腹だが、その分費用をかけてカビ対策をしたわけだから我慢してやろうというところだろう。 名もわからぬ元所有者であるが、世が世なら、軍師として名を馳せたに違いない。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2007-11-07 16:43
| 時事、政治
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