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中国で段ボール入り肉まんが売られていた、という報道があったかと思ったら、その報道はガセでしたという発表があったりした。
まず、段ボール入り肉まんと聞いて思い出されるのが、ディスカバリーチャンネルの『怪しい伝説』(原題は、MYTHBUSTERなので、ちょっとニュアンスが違う気もする)である。 これは、映画の特殊効果に長年携わってきたアダムとジェイミーといういい歳のオッサン二人とそのスタッフ達が、巷に流布している都市伝説やまっとうな伝説を検証するという名目で、爆破したり銃を撃ったりするという愉快な教育番組(?)である。 このアダムとジェイミーは、素晴らしくキャラが立っている(アダムはお調子ものでどっちかというと思いつきで行動するタイプ、ジェイミーは無口で常識的(爆破とか銃以外では))上に、科学知識にも造詣が深いナイスガイであり、そういう知識をフル回転して、蒸気大砲製作だとか、サラミロケット製作だとかを行なう行動自体のバカさ加減がいかにもメリケンという感じで大変によろしい。 多分、大戦中にフライングラムやらフライングパンケーキ(いずれも戦闘機だが奇抜すぎて実戦には投入されなかった)やらを作ったのはああいう連中であろう。 さて、この番組において、アダムが昔、「シリアルなんか箱ほどもカロリーがないんだ」と言われた(逆だったかもしれない シリアル←→箱)のを今だに根に持っていて本当にそうなのか実験するというものがあった。 この番組では、シリアルの紙箱を食おうとして流石に断念するわけであるが、ガチでやったとされた中国人を見ても、余がさほど驚かなかったのは、中国人の人徳というやつであろう。 とはいえ、余の中国政府に関する信頼度は、東スポ並であり、このガセでした発表自体あんまり信用しておらぬ。 そうなると、事実はどうであったのか、実に混沌とした有様である。 パターン1: 報道を信じない 公安当局を信じる これがいわゆる普通の解釈である。 いかに悪食の中国人とはいえ、流石に紙は食う(え)まいということである。 この場合、段ボール肉まんを試みたチャレンジャーが過去にまったくいなかったとは断言できないが、市場原理の観点から、現在においては変な肉は入れても段ボールは入れてないという結論になる。 パターン2: 報道を信じる 公安当局を信じない なにしろ、中国の公安の仕事であるので、段ボール肉まんなどという事実があっては国家の威信に傷がつくとばかりに、隠蔽工作を行なったのではないか、という解釈である。 この場合、中国のどこかに段ボール肉まんを売るチャレンジャーは少なくとも公安当局の発表までは存在しており、人類の可能性への飽くなき挑戦者として大変いい仕事をした(していた)ことになるだろう。 パターン3: 報道を信じる 公安当局も信じる 中国人ウソつかないという解釈である。 多分、段ボール肉まんは日帝の陰謀。 パターン4: 報道を信じない 公安当局も信じない 肉まんに入っていたのは段ボールではないという解釈である。 おそらくは、机か椅子だったのではないか。 このように、普段から信用されない人が何か言っても、いたずらに周囲に混乱を招くだけであり、やはり人間は信用が大事なのだと思った次第であるが、余が言うと「お前が言うな」と反発するものが多数いそうで困る。 この場を借りて、改めて表明しておくが、余はウソなどついたことは一度もないのである。 ただ、都合の悪いことを言わなかったり、思い込みで発言したりするだけである。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2007-07-19 21:56
| 時事、政治
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