カテゴリ
最新のトラックバック
検索
巡回路
以前の記事
その他のジャンル
画像一覧
|
シャドウランの何が素晴らしいかと言うと、無論、脳汁のでるミニガンであるという意見を変えるつもりはないのであるが、対戦のゲームバランスにも高い評価を与えてよいと思う。
ある程度以上のスキルがあることが前提であるが、マジックやテックと武器は、ゲームごとにリセットされて、ラウンドごとに手に入る金で都度購入するというシステムのために、あるゲーム中を通して、特定の種族やもしくは戦闘スタイルが有利であり続けるということが無いゆえである。 まあ、熟練のFPSゲーマーに言わせると、勝手にサイト補正して俺のヘッドショットを邪魔するクソゲーだそうであるから、さらなる高スキルの領域ではまずいのかもしれぬ。 さて、基本的に、シャドウランの対戦における1ゲームは、6ラウンド先取であり、ラウンド開始時に歩合給を含む給与が支給され、それで武器などを購入する。 詳しくは調べておらぬが、いかにも金もってそうなRNA側でも、ゲリラっぽくて金なさそうなリネージでも支給額は変わらぬようである。 マジックやテックは、一度購入すれば、そのゲーム中になにをしようと失われることは無いが、サブマシンガンやロケットランチャーといった武器の類は、弾薬を買い足さねばならぬのに加え、死亡すると落としてしまうために、ラウンド終了時に死んでいた場合、全て失ってしまう。 こうしたリスクも踏まえ、買い物計画を立てる必要があるわけである。 たとえば、トロールを選択している際の、余の買い物例は、以下のようになる。 1ラウンド: トロールの所持金は2000ドルである。 これは、ヒューマンを除くほかの種族と同じ金額である。 最初のラウンドは、仲間がリザレクトを買ってくれている保障もないために、多くの者がある程度、死んだままラウンド終了を迎えることを折り込んだ上で、マジックやテックに投資する場合が多く、武器を買う者は少ないようである。 こうしたことから、1ラウンド目からミニガン(1250ドル)を買うと、火力で相手を圧倒できるのであるが、トロール的には、2ラウンド目からほとんどの者が買い始めるサブマシンガンよりもハンドガンの方が痛い(トロールの人体実験参照)為、死亡リスクという意味では、1ラウンド目がかなりヤバい。 よって、余としては、1ラウンド目の買い物はライフツリーである。 2ラウンド: 殆ど単独でアーティファクトを運ぶのに成功したり、5キルぐらいの戦果を挙げたりという幸運に恵まれない限り、大抵の場合、このラウンドでの支給額は1400ドル程度である。 サブマシンガンやライフルなどの安価な武器を買っておくのも良いが、人体実験からも明らかなように、ハンドガンが充分強いため、余の場合、2ラウンド目は貯金しておく(何も買わない)場合が多い。 3ラウンド以降: ここから余のターンである。 ここまでの働きがよほど悪くない限り、所持金は3300ドルに到達し、スマートリンクとミニガンを購入できる。 まあ、実のところ、負けが込んでいると、金が足りぬ場合もあるので、その時は、まずスマートリンク、次にミニガンである。 何度も言うが、ハンドガンは強い。 スマートリンク+ミニガンの利点は一般的に考えられているような、サイト補正によって命中率を上げて高い火力を得る事ではなく、敵味方入り乱れての混戦になった場合における誤射の損害を最小限に留められることである。(残念ながら誤射ゼロにはならぬ) これは、数値上の効果もあるが「どんな時でも遠慮なくトリガーハッピー」という心理的な側面も考慮すべきであろう。 撃つべき時に同士討ちを警戒して撃てなくなるというのは、キル数を稼ぐべきトロールにとっては、大変な損失である。 むしろ、体力と硬さを利して、乱戦で大暴れするのがトロールの本領である。 このラウンド以降は、余裕があったらスモーク対策にガストを買うなどのことはあるが、基本的には、損失したミニガンを買ったりする程度で大きな買い物は無い。 7ラウンド以降: そろそろ、ロケランが登場し始める。 ロケランは直撃しなければ即死はないが、それにしても大抵は7割方持っていかれる危険な武器である。 ただし、着弾までのタイムラグがあるので、鈍足なトロールでもなんとかならぬこともない。 あの独特な高音の発射音を聞いたら、段差を飛び降りるなり、駄目元でジャンプしてみるなりすべきである。直撃さえ避けられればチャンスはある。 自分でロケランを買う意味はあまりないので、このラウンドぐらいになると、ミニガンとカタナを買って金があまったら適当に分配しておる。 だいたい、余はこのような感じでやっておるわけである。 シャドウランの対戦は、つまるところ、2つのリソースの奪い合いであると言うことが出来る。 まずは金である。 敵に金を持たせないことによって、敵はマジック、テックや武器を買い揃えづらくなり、結果として戦闘を有利に運ぶことが出来なくなる。 例えば、余がもし1ラウンド目からミニガンを買うことを選択したにもかかわらず、簡単に殺されてミニガンを奪われ、その上、チームまで敗北した場合、3ラウンド目までに必要な装備をそろえる計画は5ラウンド目か、それ以降にまでずれ込んでしまう危険が大きく、そうこうしておるうちにロケランが登場して、耐久力と火力を利したトリガーハッピーなキル数ゲッターというスタイルは難しくなるのである。 直接敵から金を奪うことは出来ぬが、倒した敵から武器を奪うことによって、敵の懐具合を寒からしめる事が可能になるのだ。 もし、自分がスナイパーをやるつもりはなくても、倒した敵がスナイパーライフル(2500ドルと高価である)をもっていたら、とりあえず回収しておくのがシャドウランナーの嗜みである。 もうひとつのリソースはエッセンスである。 リザレクト(蘇生魔法)は、戦況によって消費エッセンスこそ変わるものの、蘇生させた相手が生きている限り、エッセンスを占有する重いマジックであることに変わりはない。 特に、アトリションのラウンド後半でよく起きることだが、キル数ゲッターの蘇生を一手に引き受けていたドワーフやエルフが、リザレクトによるエッセンスの圧迫でテレポートやスモークを使えなくなり、サクっと死んでしまった結果、ブリードアウトでパーティが一気に壊滅状態にという、目どころか色々当てられない事態になったりする。 特に、生存性をマジックに依存するエルフにその傾向が強い。 こうなると、他のFPSに比べてあまり意味がないと言われる、いわゆる裏取り(敵の背後を突く事。シャドウランでは、テレポートで上にも下にも逃げられる場合があるので、いきなりやってもあまり意味がない)にも充分意味が出てくる。 まあ、いろいろ難しいことを書いてみたが、二言に要約できるので、皆は、これを覚えて帰ってほしい。 すなわち、『奪え』と『殺せ』である。 これは大変に単純明快なので、今日からすぐにでもパブリックゲームで実践して欲しい。 なお、現実世界においてこれを実践して、警察またはそれに類する組織に拘束されたとしても、当協会は一切関知せぬので、そういう時はおとなしく「むしゃくしゃしてやった」と言って欲しい。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2007-07-13 14:15
| ゲーム
|
ファン申請 |
||