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相変わらず、デッドライジングの話である。
ゲーム中、もっとも、フランクが緊密に連絡を取り合うオティスというNPCがいる。 老人で、ショッピングモールのスタッフのようである。 特に現役のスタッフであることを確認できる場面は無いが、スタッフのジャンパーを着用していることと、ピエロを倒したあと救出できるグレッグ(彼はおそらく装置などのメンテナンス用の隠し通路を知っている)と顔見知りであることから、ショッピングモールのスタッフであることは、ほぼ間違いない。 なぜしつこく確認したかといえば、オティスが只者ではないからである。 無論、地上最強のフォトジャーナリストであるところの、我らがフランクも只者ではないが、もしかしたらオティスには敵わぬかもしれぬ。 ゲーム冒頭、頭がおかしい婆さんのせいでショッピングモールへゾンビが雪崩れ込んでくる。(言うまでもないが、某映画とまったく同じ展開である) プレーヤーの操作するフランクは、エントランスプラザの二階からセキュリティルームに移動し、難を逃れることになる。 ちなみに、このイベントでは死んでも救助されてセキュリティールームへ移動できるようだ。 ここで、オティスは、DHSのエージェントのブラッドとアイコンタクトしたあと、エントランスプラザからの入り口を溶接して使用不能にする。 事前に打ち合わせがあったのだとすれば不思議ではないが、セキュリティルームにガスバーナーが都合よく用意されているとは考えにくく、また、フランク(つまり、民間人)が首を突っ込んでくることに激しい警戒感をしめしたブラッドとの意思疎通がスムーズ過ぎはしないだろうか。 また、オティスは、フランクの行動を逐一監視しておる。 フランクがはじめて足を踏み入れたエリアでは、すさかず無線を入れてきて、そのエリアの解説をしてくれる。 ゲームだからと言ってしまえばそれまでだが、彼の説明は少々詳しすぎる。 これこれこういう店があるぞ、と言うだけならまだしも、フードコートにおいては、食べ物をミキサーに入れて特殊な効果のあるドリンクをつくることが出来るということまで教えてくれる。 バーナーの件といい、地下搬入路の鍵をわざわざ地下に置いておいたことといい、彼は「ショッピングモールで何かあった場合の備え」を常にしていたことになる。 しかも、モール全体での避難計画などではなく、個人もしくは少人数での行動を考えてだ。 ついでにいえば、オティスは老人とは思えぬほどタフである。 72時間休み無しで大暴れしているフランクほどではないが、常時、監視カメラのモニターを見ていて、フランクの行動のトレースのみならず、他に生存者らしき姿があれば、無線で教えてくれるのである。 そして、最後の最後、特殊部隊が突入してきた際、オティスはゾンビ化したジェシーに特殊部隊の連中がやられたあと、ヘリを頂戴して生存者とともに脱出するのである。 ジェシーについては、姿が見えないから、と書いてはいるが、あのさして広くもないセキュリティルームで、特殊部隊をゾンビ化したジェシーが屠るのに行きあわずに、フランクへのメモを残すのは不可能であるし、そもそもヘリを奪って脱出という発想自体、セキュリティルームに来た特殊部隊が全員やられたことを確認できなければ決断できることではあるまい。 このように、オティスは油断のならぬ老人なのである。 では、彼の正体は何であろうか。 仮説1: DHSのエージェント説 DHSは、ゾンビ発生の原因ともなった研究を行っていたバーナビー博士を、早くから盗聴してた。 カリートが、バーナビーをウィラメッテのショッピングモールに呼び出す電話をした時期は不明であるが、米国といっても広く、また、復讐が目的なので、確実にウィラメッテのショッピングモールまで来てもらわなければならぬ。 よって、ある程度、余裕のある日付を提示した可能性が高い。 場所が「ショッピングモール」と指定されていた以上、ショッピングモールについて充分に調査する必要がある。 オティスは、モールへの呼び出しが確認された時点で、ウィラメッテに派遣され、バーナビーの警護(および監視)を担当していたブラッドとジェシーが来るまでにモールの情報を集め、不測の事態に備えていたのではないだろうか。 ただし、この説では、ゲーム開始当初から、オティスがフランクに対して協力的である説明がつかない。 老獪なエージェントらしく、利用できると踏んだ、と考えることも出来るがやや弱い。 また、派遣されたのが1週間前にしろ1ヶ月前にしろ、モールのスタッフのベテランみたいな顔をしているには少々短い。 仮説2: 軍情報部、もしくはCIA説 基本的には、DHSエージェント説と同様である。 サンタカベザの生き残りであるカリートとイザベラは、それが発覚しただけでも、軍情報部やCIAの監視対象となる筈である。 カリートが、準備のためにウィラメッテに潜入した段階で、オティスが派遣されたと考えるならば、ベテランみたいな顔をしていることの無理さ加減は多少軽減される。 仮説3: 伝説の男 アメリカには数々の伝説の男が存在する。 例えば、ジョン・ランボーであったりだとか、メイトリクスであったりだとか、K・C・ライバックだとかである。 そういう、伝説の男が、引退後、田舎のショッピングモールでスタッフをしていたとしても何の不思議もないというものである。 ゾンビがウロウロしているのに、「こんな大事件がおきて血が騒ぐ」というようなことを言って、特に慌てた様子のないオティスは、もしかしたら、プレデター2のハリガン刑事の引退後の姿であるのかもしれぬ。 地上最強のフォトジャーナリストであるところの、フランク・ウェストもまた、この事件で伝説の男となるのだろう。 デッドライジングは、伝説の男を継承する物語だったのかもしれない。 仮説4: ???? 「otisの綴りを、逆から読んでみるんだ。」 「sito?」 「そうだ、sito。すなわち使徒だ」 「どういう意味なんですか、キバヤシさん」 「使徒すなわち、神の使徒。オティス老人は、フランクの守護天使だったんだよ!」 な なんだってー! Ω ΩΩ SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2006-10-08 10:21
| ゲーム
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