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ロマンシング・サガ ミンストレルソングをやっておる。
SFC版の無印ロマサガのリメイクであるが、実に喜ばしいことに、電球が導入されておる。 余としては、もうこの時点で傑作であると断定するというか、電球のほかに神は無しである。 まあ、余がいかに電球を愛しておるかということを聞きたがる奴もおらぬと思うので、例によって、余がゲームのキモだと感じたあたりを軽く説明する。 BP: 電球信者の聖典である、ロマサガ2における、WP(技ポイント)、JP(術ポイント)の概念を統合したものである。 キャラクターは、戦闘を繰り返す事により、他の能力同様、BPも成長する。 HP同様に、BPも最大BPが増えるわけであるが、HPと異なるのは、戦闘開始直後のBP初期値はMAXからスタートではない事と、1ターンあたりの回復量が設定されておることである。 初期値はいくつで、毎ターンの回復量はキャラごとに設定されており、おそらく最大BPから何%というように設定されておるようで、最大BPが増えるごとに上昇していく。 ただし、その比率はキャラごとに異なり、大きな傾向としては、若者は初期値が低いが回復量が多く、逆に、年寄りは、初期値が高いが、回復量は低めになっておる。 年寄りは、スタミナが足らぬわけであるな。 BPの導入により、威力の高い技をバカスカ繰り出してこっちの体力が尽きる前にボスを削り殺せたら勝ち、という風に単調になりがちだったボス戦も、結構、戦術を練りこんでいかないと勝てなくなっておる。(BP回復薬→オーヴァードライブという風な抜け穴もあるにはある) 電球信者としては少し寂しい事だが、序盤に無理してでも大技を覚える事が出来れば、戦況が大きく変わるということは無く、むしろ、終盤に入っても、骨砕きやイドブレイクが大活躍の渋いバトル展開が多い。 EP: 技(術)を使うために、もうひとつ設定されているコストである。 BPが戦闘のイニシアチブに対するコストとするなら、EPは、武器の耐久度に対するコストであると言える。 強力な技ほど武器に負担を与えるということで、強力な技や敵全体を対象にするような技には、高いEPコストが設定されておる。 EP分の数値が、一度技を使うごとに、武器の耐久度から減らされるわけである。 これが術の場合、術者のLPから引かれることになる。また、耐久度が設定されていない伝説系の武器でも、LPから引かれることになる。 これにより、気軽にリヴァイヴァを全員に配ったりだとか、レフトハンドソードやウコムの矛でバカバカ大技を出すというのは難しくなった。 ただし、伝説クラスと呼ばれる、無印の際に、両親の職業設定の時に出てきた各職業のクラスボーナスがEP減少であるため、伝説武器でハデに暴れたければ、これらのクラスになるのがいいのかもしれない。 ただし、ジュエル(今回、ジュエルはスキル習得に使う)が半端なく必要なので、認定条件がスキル3つだけの基本クラス(上級は5、伝説は7)をレベル5まで伸ばした方が、期待した結果になる可能性もあり、その辺も考える必要がある。 武器の打ち直し: 今回、武器が成長する。 これにより、市販の長剣はことごとくガーラルソードに、市販の弓はことごとくヴェルニーの弓になってしまうわけであるが、市販品の中でも高級なものを鍛えていった場合、単純に攻撃力で比較すると最終的には伝説武器を超えてしまう。 ますます、最終試練の人気がなくなりそうであるが、まあ、これは致し方ないところかもしれぬ。 基本的には、最適素材(補強素材の文字色がオレンジ)で補強したあと、しばらく使用していると武器に+1などがついて補強素材の文字色が黒に戻るので、そうしたらまたオレンジになる素材で補強、を繰り返すうちに武器は成長する。 武器に設定されたパラメータのうち、武器強度というものがあり、これが高い武器はEP消費が低く抑えられるため、手間を省きたければ、この数値を重視すべきであろう。 ただし、高い武器強度が得られる素材は、大抵、攻撃力が下がってしまう。 クラス: 今回のロマサガでは、スキルの組み合わせによりクラスが決まる。 ゲーム開始当初は、クラス単位でのスキル習得しか出来ないが、誰かがクラスを3レベルにまですれば、スキル単位で習得することも可能である。 スキル屋は、クラスの認定もおこなっており、例えば、複数のクラスの条件を満たすスキルを所持している場合、ここで切り替えることが出来る。 残念ながら、同時に複数のクラスに就くことはできない。 各クラスには、クラスボーナスが設定されておる。 伝説クラスの、EP消費減少は、確かに便利なボーナスだが、伝説クラスは全てそれだけのため、特徴が出にくいという問題もある。 そういう意味では、基本、上級から、プレイスタイルに見合ったボーナスがあるものを見繕ってくる方が、楽しいといえば楽しい。基本クラスであれば、ジュエルもあまりかからぬしな。 余が個人的に推奨するクラスは、素早さにボーナスのあるクラスである。 海賊は、そのものズバリの素早さのボーナスであるし、ローザリア軽騎兵は、トリックモード時に素早さのボーナスがある。 特に海賊は、スキルの組み合わせも秀逸で、細剣、片手斧、水術の3つは、いずれも死にスキルが無い。細剣は、なぜか今回優遇されておる武器で、これまでと違って威力的に申し分ないし、片手斧は、全体攻撃と骨砕きを同時持つ上に片手武器である。水術は、低コストの回復魔法があり、素早さボーナスのある海賊は、回復役としても活躍できる。 ひとつ難点をあげるとすれば、盾スキルを持たぬことであるが、盾には技もなければコストもないため、無理にクラスに組み込まれておる必要はない。完璧を期するなら、盾スキルだけ単独で習得すればよいだろう。 なお、無印同様、時間経過により情け容赦なくイベントは消え去っていくため、隠密スキルなどで戦闘回数を減らす努力をしないとイベントの取りのがしが結構発生することになる。 気に入らぬ奴は全て殺して押し通る、2以降のロマンシングスタイルでやると色々後悔することになるだろう。 これまでと雰囲気こそ変わった(シフとか特に)ものの、本作は、余の考えるところではロマサガを名乗るにふさわしい作品であると言える。 サガフロ2や、アンリミテッドサガみたいにならなくてよかった。心底、よかった。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2005-05-05 12:26
| ゲーム
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