カテゴリ
最新のトラックバック
検索
巡回路
以前の記事
その他のジャンル
画像一覧
|
まず、心構えがあるものだけ、以下の結構グロい画像のあるニュースを見てもらいたい。
※グロ注意 まあ、中国が色々アレなのは、いまさらやいのやいの言ってもどうしようもないというか、4000年ぐらいこの調子なので今更ネタにもならぬわけであるが、気になる一枚があった。 まあ、嫌なシーンではあるが、問題は構えておる銃である。 一言で言って変な銃である。 どのように変かは、拡大画像を見ながら解説するとしよう。 A、B: ストックの形状 別に変ではないが、特徴的な部分なので取り上げる。 Bの部分に蝶番が見られるため折りたたみストックである。AK47Sとは違う横折りたたみであり、また、Aの部分を見てもわかるように、AK74Uに用いられている横折りたたみ式のストックとも形状が違う。 C: 指がかかっている? 写真では左手をマガジン部に添えて構えているが、よく見るとなんらかのパーツに人差し指がかかっているように見える。AK47のバリエーションで、ハンドガード部にグリップを設けたものは見たことがあるのだが、これはそうではない。 どうにも見かけない形状である。 可能性としては、体格上の問題でハンドガード部を持って構えるのは中国人向きでないため、五六式などのAK国内版ではこのような部分を設けたことが考えられる。(サバゲの経験で言えば日本人の余がそう感じる事が多々ある為、確度は高い) D: もっとも謎の部分 フロントサイトの形状が通常のAKもしくは五六式と異なる。マウント部が無い事からして簡易版なのかもしれぬ。 一番の謎は、写真をみる限り、この銃がマズルブレーキを備えておらぬ事だ。 フルオート連射を行う自動小銃では、リコイルの抑制が重要である。これがしっかりしておらぬと、フルオート連射を続けるうちに銃が暴れ、左右の戦友を射殺してしまうことにもなりかねぬ。 マズルブレーキは発射時に燃焼ガスを、前方あるいは側方に噴き出させることによって、リコイルを抑える効果がある。 とりあえず、中国版AKのなんらかのバリエーションである事は確かなのであるが、最後のDの部分の、特にハイダーがない理由がわからなかった。 そこで、再度、元の画像をよく見ると、この女性を逃げられないように押さえている男二人がものすごく身体を避けているのがわかる。 余は当初、ハデに血とかなんとかが飛んでくるのを避ける為かと単純に思っていた。 しかし、それより避けなければならないものがあるのを思い出した。 燃焼ガスである。 これが熱い。 浴びると鼻の先を火傷するぐらいでは済まぬ。 どのぐらいすごいかについては、AKの画像が手に入らぬので、このへんを見て参考にしてもらいたい。 さて、これを特定の方向に、噴き出させる(マズルブレーキをつける)とどんなような威力になりそうかわかってもらえると思う。 つまり、この押さえているにいちゃん達は一人銃殺するたびに大怪我をしなければならない。 普通の銃であれば。 だから、この銃にはハイダーをつけない必然性がある。 銃殺する奴をおさえている同僚に怪我をさせない為に、燃焼ガスを自然のままに、できるだけ前方に噴き出させたいのである。 こんなようなあたりに、手馴れた感じがうかがえて、実に嫌である。 このニュースの真偽は余にはわからぬが、この銃は、このように用いる為の銃であると断言できる。 さすが、中国4000年。 SPQEにより承認 書記:総統 2005/1/17 追記: その後、掲示板にて大滝よしえもん氏より、以下のような情報提供があり、別段銃殺専用ライフルでもなさそうであることが判明したことを記しておく。 いかにも無駄っぽいバレル延長も、燃焼ガスを消費させる為だとすれば、まったくもって銃殺専用な気配だったのであるが、単に銃殺に向いていたから使ってるだけの様子だ。 例の中国軍のAK系銃殺ライフルの正体は、81-1式自動歩槍(<木へんではなく金へん)。構造的にはガスピストン・オペレーティングロッドが独立式なのが従来のAKと異なる点。 マズル・サプレッサーはもともとAK47には無く、AKM以降ザマスな。56式だと、なぜかセミオート専用の輸出用スポータータイプには付いてるザマス。 あと、フォアグリップを持たないで弓形弾倉を持つのは、なぜか中国系AKは連射時にフォアグリップが過熱して持てなくなるからだそうで。
by soutou_d
| 2005-01-16 20:54
| 時事、政治
|
ファン申請 |
||