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巡回路
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FarCry2である。
PC、360、PS3で発売されておるが、例によって余は360版でのプレイである。 日本で売るに辺りのキャッチコピーが、『人はアフリカで野生に還る!』であるが、アフリカ人はちょっと怒っていいと思う。 ただ、ソマリアとかの無政府状態になっておる国の人の場合は、「てめえ、本当の事をいいやがって!」ということになるだろうが。 まあ、そういうわけで、FarCry2のアフリカは恐ろしいところである。 公式ページにリアルアフリカと書いてあるので、アフリカをモデルにしたリアルアフリカという場所に違いない。 まず、ゲームのオープニングデモをボンヤリ眺めていたら、いきなり、マラリアにやられて倒れる。 全く、文明人には生き難い土地であるな。 しかも、ホテルでぶっ倒れてうんうん唸っていたら、アフリカ入りした理由である暗殺対象のジャッカルが来て、「残念でした、俺知ってたもんね」とか言い出して、色々ネタバレをした上に殺さずに去り、やれやれ一安心かと思ったら、街中で急に銃撃戦が始まって、それに巻き込まれるという、ハードランディングぶりである。 さすが、リアルアフリカ。 余としては、PS3のAFRIKAがこの内容だったら、全力で買っていたと思われる。 さて、この銃撃戦から、操作可能になって積極的に参加出来るのだが、なにせ、マラリアにやられて高熱が出ているという状態であるから、画面は霞むわ、なんかフラフラだわで、余の場合は、4、5人殺ったところで、ブッ倒れてイベント終了となった。 さて、この後、操作説明を兼ねた初期ミッションで色々おつかいをこなすと、いよいよ、架空のアフリカの大地を自由に動き回れるようになるわけ(初期ミッション中に自由に動き回ろうとするとマラリアで死ぬ)だが、ここはリアルアフリカなので、例えば感覚が似ているからといって、GTAシリーズとかのつもりで動き回るとすぐ死ぬ。 色々注意すべきことを列挙してみる。 1.検問っていうレベルじゃねえぞ 政府の力が弱まると、地方勢力が勝手に検問を設けて、通行料を取り始める。現在でも、東南アジアの方では盛んであるし、当然、アフリカ諸国でもそんな感じであろう。 しかし、リアルアフリカは格が違った。 主人公が通りかかったら、問答無用で殺しに来るのがリアルアフリカ流である。 しかも、検問所周辺をテクニカル(ピックアップトラックなどの荷台を改造し、銃火器などを装備した戦闘車両)で流していたりして、不意打ちされることさえある。 もうほとんど、『あ! やせいのようへいがとびだしてきた!』の世界である。 地元民がどうやって生活しているのか、甚だ疑問だが、ひょっとすると顔見知り以外ジェノサイドという、地元民による検問の可能性もあり、ますますリアルアフリカは侮れない。 2.汚物は消毒だー! FPSにはFPSのお約束というものがある。 その中で、現実世界と照らし合わせて不自然なものの一つに、火攻めできないというものがある。 物理エンジンが導入されて始め、爆発などの表現がリアルになってきてからも、火の延焼などをリアルに再現するのは難しい(そも、物理エンジンの仕事なのか、という疑問はあるが。)状態が続いていた。 例えば、火炎瓶が登場するFPSはいくつもあったが、せいぜい、着弾地点の周囲がしばらく炎上していて、入るとダメージ、程度の表現であった。 FarCry2では独自の処理で、延焼を(ある程度)リアルに再現することに成功しており、その辺の草むらに火をつけたら延焼しまくりである。 つまり、リアルアフリカでは火計を使用できるということである。 孔明先生も納得のシステムであるが、当然ながら、考え無しに放火すると、自分も簡単に焼け死ぬので注意が必要である。 なお、当然の如く、使用武器には火炎放射器も完備であり、モヒカン志願の諸君も納得である。 3.ケツを拭く紙にだってなりゃしねえ リアルアフリカでは、政府が崩壊しておるから紙幣に価値がない。 まあ、最近話題のジンバブエなんかは、曲がりなりにも政府があるのに、紙幣に価値がないのだから、この点に関しては、リアルアフリカを越えておるといえるかも知れぬ。 Fallout3と異なり、あくまでもFPSとしてのゲーム性を重視しておるためか、食費や宿泊費というようないわゆる生活費や、また、薬品や武器弾薬といった消耗品を金で買うというようなシステムは無い。 こういうものは、武器屋でもらったり、検問所を襲撃して奪うものである。 ただ、武器や装備品は購入せねばならんのだが、これは、すべてダイヤで払う。 ダイヤは、地元武装勢力に肩入れしてミッションをこなして入手することが出来る他、よくその辺に隠してあるので、拾って手に入れることも可能である。 この、隠しダイヤは、GPSのインジケーターの点滅を頼りに探すことになるのだが、そのため、探している間は、武器をしまっておかねばならぬ。 その状態で、野生のリアルアフリカ人に遭遇したりした場合には、あっという間に蜂の巣である。 4.彼氏がテクニカルに乗ってなかった…別れたい… トヨタが、どこぞの独裁者から感謝状をもらいそうになったテクニカルであるが、当然、リアルアフリカでも大活躍である。 流石にロケットランチャー装備のものは無いようだが、漏れなく、マシンガンが据えつけてあり、手持ちの武器をスナイパーライフルにした場合などには、大変に助かる。 また、長距離を移動する場合などは、安全策をとって、検問を潰しながら進む場合には、手持ち武器で戦うと弾切れしてしまう危険があり、そうなると、事実上弾切れなしであるテクニカルの据え付けマシンガンは大変助かる。 ああ、ちなみに、検問は、一回潰しても、しばらくしたら何事も無かったかのように復活する。 そういうわけで、自動車はテクニカルが大変有利であるというか、むしろ、テクニカル以外に乗るメリットが見出せない状態である。 リアルアフリカで生きていくには、テクニカルが必須であり、きっと、リアルアフリカのリア充は、みんなテクニカルに乗っているはずである。 このように、リアルアフリカはFallout3の核戦争後の世界にも匹敵する危険な世界であるので、十分注意が必要である。 しかしながら、また、好き放題するのにも大変向いている。 流石に、停戦地帯や、イベントに重要なキャラの前で目に付く奴から皆殺しとかが出来ないのは残念(FPSなので上手な奴だと、どんなに条件を厳しくしても殺ってしまうためだと思われる)なところであるが、まあ、そのへんが核戦争後の世界と違うところであるな。 SPQEにより承認 書記:総統
by soutou_d
| 2009-02-23 23:45
| ゲーム
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